幸せ。


やっと、彼を抱きしめることができました。


彼が泣いてしまった。
会社がなくなってしまうことで落ち込んでいるのだけれど、管理職ゆえに社員の人の前では毅然としてなくちゃならないのだと。
僕はかのがいないと何もできないんだよ。と。
彼を抱きしめながら、もらい泣きしてしまった。
そんなことないよ。
これまで、ちゃんとやってきたんだから大丈夫だよ。


かのがいるから元気が出るんだ、という彼。
彼のために笑顔でいたいと思う。
彼に必要とされているということ。


幸せ。