神様。神様。

一昨日の夜。Tさんに別れたい旨をメールした。そして、今日のお昼に会ってきた。夜勤明けで、眠かった。


あの時、私がどうしてTさんをこわいと思ったのか、Tさんには理解できなかったのだと。「あの程度の怒りは普通のものだ、誰にでもあるものだ、普通の議論だ、喜怒哀楽のない人間なんていない。それなのにそんなに怖がるお前がおかしい」とTさんは言った。
でもわたしは、あのときTさんの怒りに触れ、本当に怖かったのだ。それまで楽しかった空気を壊してしまうようなことを言った自分を悔やんだ。自分をすべて否定されたような気分になった。 


分かってもらおうとして繰り返し説明しても、Tさんには理解できなかった。
繰り返し説明しようとすると、あのときのことがフラッシュバックして来た感じがして、胸とこめかみがきゅっとなって苦しくなった。私は「苦しくなるからからもうやめて」と言った。そんなことを2回くらい繰り返した挙句、やっとTさんは、私が「普通とは違う」のだと理解した。


T「こんな程度は普通だよ。こんなので怖がってたら、お前に合う人を見つけるのは本当に難しいと思うよ。」
か「普通って何?それはTさんのいう普通であって、世の中にはいろんな人がいるんだよ」


私がマンションをでて寮に入ることにも、Tさんは反対した。
T「同時に二つのものを失って、大丈夫なの?」
か「大丈夫、すべて失うわけじゃないし」
T「寂しくないの?」
か「寂しくないわけないよ。でもそのうち、離れていくんだよ。」
T「潔いね、お前は。俺が思っているより」
か「そうかなー?」
T「お前は意志が強いんだね。」



目の前にいるTさんは、わたしの好きな笑顔のTさんで。
「お前が(病気を)克服できたら戻ってきなよ」「寂しくなったらいつでも連絡してきなよ」「お前といてほんとうに楽しかったよ。癒されたし。お前のほわほわとしてて変わったとこが好きだったし、本当に楽しかった」「俺もいけなかったんだよ。あの後冷たく当たってしまって、お前のメールにもなかなか返事返さなかったから。俺も意地っ張りなとこあるから、いけないんだけどさ。」



・・・最後にそんなに優しくしないで。
・・・最後って決め付けてしまったのは、私なのかもしれない?



でも。でも。あの怖い瞬間がまた訪れるかもしれないとしたら、わたしはまた苦しくなるのだ。


でも。でも。好きだったんだ。ほんの少しの間だったけれど。