雨降ってよっぱらって。
メールで事情を説明を話すのももどかしく、結局電話でことのなりゆきを話しました。
「かのさん、また飲みいっちゃいましょうか♪夜」
「ですね!!行きましょう♪」
カウンターでのお酒がそうさせたのか、失恋話(にも満たないけど…)がそうさせたのか、なんなのか。
わたしは完全に彼に心を許していました。
そしてその夜、彼とお付き合いすることになりましたとさ。
酔っぱらって、手をつないで、線路沿いを歩いて。
「Mさんっ。わたしのこと好きですか?」
「好きでしたよ。初めて会ったときから。」
「えー。ほんとですか。わたしはMさんの声が好きなんですよー。」
きっと、彼にメールしたあの瞬間。
わたしはこの人の声『が』聞きたかったんだ。って思いました。
いやはやいやはや。希釈どころか。あらららら。