「愛は見返りを求める」

昨夜、眠っていたダンナが急に起き出してきて、結局明け方まで話しこんでしまった。
昨日は言いすぎたに始まり…(でも絶対ゴメンとは言わない。苦笑)
「今疲れてて、口に悪魔が住んでる状態なのかもしれないよ」(by先輩)と言ったら妙にツボにはまっていた。


ただもう、あんなイヤな思いはしたくないし、一人で殻に閉じこもる夫の姿をみると悲しくなるから「もうわたしたちは仮面夫婦なんだと思いこむようにしてやり過ごしてるんだ」と言った。


あとは、泣きながら笑いながら、いろんな話をしました。


夫がいつから夜の営みを我慢してきたか(私は若い頃、目覚めていなかったので我慢してたと)
で、結局夫がちょこちょこと浮気をし、その間私は全く気づかず・・・で、結局私が浮気をし、その間夫は全く気づかず・・・


私と夫の身体の相性はハッキリ言ってよくない。
夫も私も努力してきたのだけど、それは一人よがりだったということだった。
夫はおつとめを努力してきたがあまりに私の反応が薄いので、冷めてきてしまったと。
ある日私が危機感をもって、努力し始めたころには夫はとうに冷めていた。


「身体の相性が合えば合うほどはまってくんだよねー・・・」
と私が言ったら彼は妙に納得していた。
「深い!」と。
えー。それは当たり前じゃないですか・・・っていうか、納得するということは、つまみ食いをしている間、彼にもそういう相手がいたのであろう。
「あとは感受性が合うか合わないかだよねー・・・」
それは彼にはイマイチ、理解されなかったようだった。まあ、キミにはわからんよ。


浮気をしたことに夫はものすごい罪悪感を感じている。自分のことも、わたしのことも信じられないと。その罪悪感をかかえたまま、私と結婚し、この何年間かを共にすごしてきた。


私はとうに許している。気づけなかったことは悔しかったけれど、私が鬱状態で依存心がとても強い状態だったし、逃げたくなっても仕方ないと思うから。


浮気をした私を許せないのはともかく、夫はいつまで自分を責めつづけるのだろう。
自分を責めて、殻に閉じこもって。
それは彼なりの誠実なのだろうけれど。
責めつづけても、そこからは何も生まれないのに。


もう もがくのはやめた。