つかの間の幸せ


土曜日、半日勤務を終えた後、元夫に会いに行きました。


彼に会えるのは嬉しい反面、どんな顔で会えばいいのかという不安、そしてクルマでちゃんとたどり着けるのかということに対する不安で緊張してました。


車に関しては、途中、道を間違えてものすごい山道に入ってしまったけれど、目的とする高速の入り口にちゃんと着けて、そこからはPAでソフトクリームを食べて休憩したりして、余裕で間違いなく行けました。


彼と顔を合わすのはなんと1年半以上ぶりでしたよ。
彼は、ペーパーだった私が運転しているのが信じられないようでしきりに感心してました。自分でも、運転する気はぜんぜんなかったし。
彼が予約してくれた温泉宿はめちゃくちゃボロかった。フロントは中東の中級ホテルを髣髴とさせたし。
どうふるまえばいいのかわからなくて変に避けてみたりしたけれど、体外的には普通のカップルよねぇ…と思い、普通にしてみました。
部屋は、トイレの床がタイルだったり、応接セットなど…昭和50年台のかほりを感じましたよ。でも昭和生まれだからこういうのって落ちつくわと思ったのはつかの間、トイレに行こうとしたら黒々とした大きいGが!!!!


窓際の応接セットに向かい合って腰掛けて。
仕事はどうだい?と聞かれたけれど、私のほうは特別なことって何もないです。いやなことはあるけど、つまらない毎日だよ。
強いて言えば東京にいたときよりは起伏の激しさがなくなっていると思うよ、とにかくつまらないよ。と答えておきました。
彼は聞いてもいないことまでいっぱい話してくれました。訓練の様子(主に語学の講義)とか、寮の食事とか……。大変だけど学生みたいで楽しそうだと思いましたよ。


夜はワインを飲んで延々と彼の話を聞いていました。こういう穏やかで楽しい時間ってひさしぶりだなぁ、と思いました。
長距離の運転で疲れていたし酔いがまわって9時台には布団でゴロゴロしてました。
お互いの手とか腰をマッサージしたり、そのくらいの身体的な接触wはありましたが、ああ、仲良しじゃんとおもいました。
浅い眠りでトロトロとしていたら、腕をつかまれていたのが嬉しかった。


文章に書いていたら泣けてきたので、これにて終わりにします。


彼はあと1ヶ月もすれば南米に旅立ちます。2年間向こうで仕事をするのです。
2年なんてすぐなんだと思う。無事であれば。