絶望
数日前の続き
土曜日で余裕があったせいか、夫はすぐにワードで返事を書いてくれた。
私が本気で浮気をやめたのでやっと同じ土俵で話ができた。それを読みながら会話したので土日はまあまあ普通にすごせた。
日曜の夜、友達との約束で浅草に出かけたのだが、出かける前に、夫に「チューしてもいいですか」と聞いた。「どっちでもいい」というので、キスした。軽く。
顔を離した途端、夫は顔をそむけて、しかめ面をした。その顔を見て、落胆した。
イヤなら「どっちでもいい」なんて言うなと思った。もういい、今日は別宅に帰ろうと思い、泣きながら電車に乗った。
彼からは後から何本かメールが入って、その日は本宅に帰った…
・・・
後日、彼の書いてくれたものをじっくり読むに付けて、やっぱりダメかもしれない、と思った。
人生観、結婚観が違いすぎる。温度差も違う。
そしてそれをすりあわせていくことは難しいと思った。
わたしも彼もガンコだけれど。
結局、わたしが彼にすりあわせていくことにしかならないような気がした。
彼は今まで私の為にいろいろやってきてくれたとおもう。
そして疲れてしまった。
私も何かと気を遣って、やってきたと思う。
そして疲れて、強迫神経症って病名がついて(もともと神経質だと思う)
そして、何より。
わたしのことを「好きかどうかわからない」という彼に、また昨日も泣いた。号泣というより、慟哭だった。
それが意地を張って言っているのか、本音なのか、彼は「自分でも自分の本音がわからない。また忙しくなってお前を放りっぱなしにして、自分もお前も浮気するかもとおもうと自信がない」と。
彼が疲れているということは、分かっている。
でも、彼が疲れていることを考慮しても、その言葉は額面どおりにしか受け取れない。
つまり、好きじゃないということだ。