パパ

昨日も喧嘩…っていうよりも、夫に説教。


この状況をあなたはどうしたいと考えるのか。改善したいかしたくないか。不満があるのなら浮気は然るべき当然あることで仕方ない。本当はそれほど結婚したくなかったのではないか。等々。
最初は冷静に話していたが、「これでお前が離れてゆくのなら仕方ないと思う」という夫を見て涙が出る。「泣いているお前を見ても何も感じない。喜怒哀楽が無い」という。
ここ2日くらい夕食中にそんな話をするので、食事をしながら吐き気を催してくる。だって、ここで話さないと私たちには話す時間も無い。


でもさすがに今日は、夫のメンタル面がヤバイのではないかと感じた。口では「何も感じない」と言いながらも眠りながらうなされている。私の通院するクリニックにでも無理矢理連れて行きたいところだが…私も眠りにつくのが困難だった。そして今朝は忘れ物をして家に取りに帰ったりもした。もう何だか辛抱たまらん。これは様子見で済むどころじゃないような気がしてきた。
離婚話は二人の問題なのでフェアではないと思いつつも最後の最後の選択で、実家に電話をした。母は感情的なので父に話そうと思った。


本当は二人が仲良くしているのが一番良いと思うが、子どものことに関しては若干気に入らないしメンタル面に関しては然るべきところで治療をうけるなり話をしたほうが良いと思う。ただ、人生観の違いということもあるので、お互いが耐えられないという思いをしてまでこの生活を続けなくともよいと思う。


父の言葉はこんな感じだった。母はそれに同意、と言う感じで電話を切った。
わたしは父があまり好きではないのだが、最終的には私の味方であるような気がしている。私に対して説得力がある。


父と話をしてみて、もしかしたら夫には自分の時間が足りなかったのではないかと思った。自分の稼いだお金を使って、自分のやりたいことをやるために費やす時間。気がついたら仕事関連(会社、上司、接待系)がほとんどで、私といる時間2割、友達との時間1割くらいの気がした。
そうだよな。わたしはなんだかんだ言って、やりたいことをやっているもの。


父の言葉と私の思ったことの両方を夫に伝えた。
「でも俺はやりたいことがわからない。物欲も無いし。」
「でも学生のときとか一人旅したりしてたじゃない。それが就職して、結婚してからほとんどなくなったでしょう。もしかしたら私の結婚願望があまりに強くて、縛ってしまったかもしれない。
今となってはあなたが何が好きで何を望む人なのか、わからない」
「そういわれてみれば、妥協してくることが多かったかもしれない………言われてみればだけど」


ちょっと夫の表情が緩んだような気がした。もうもはやどんな方法でもいいと思った。彼が楽に生きていけるのならば。


ところでどうしてこの日記のタイトルがパパなのか。それはわたしがファザコンだから。ああ、認めるさ。認めるとも。